と言う訳で、Nikkei Net の記事によると、コマツが「2009年3月期までの6年間で計約174億円の申告漏れを指摘される見込みである」とのことです。おっかないなー。ご参考までにリンクを貼っておきますね。

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20100310ATDG1004T10032010.html

で、この前に本家未婚・・・なんだこりゃ?日本ケミコンの申告漏れの話をしましたが、今回のコマツの件も「取引金額が正当ではない」と言う指摘のようですね。まぁ、コマツ側の話では、当局(国税庁の事ですな)との見解に相違がある、として、異議申し立てを行うとの事ですが・・・。

でもね、そのような申告漏れが指摘された段階で、やっぱり準備不足ですよ。だって国税庁だってある程度の勝算と言うか、「こいつは申告漏れしているな」と言う確信がなければそのような指摘もしないでしょうから、最初から「これこれの販売価格はこのように算出したので正当なものです」と言う説明をサポートするような書類を最初から持ってれば良かったんだと思いますよ。

いえ、コマツと国税当局の争いにどう決着が付くか判りません。でも、「指摘される見込み」と言っても、新聞発表されるくらいなので指摘はされるのでしょう。結果、コマツ側が「販売価格が適切なものである」とする証拠書類を提出出来れば同社の異議申し立ても通る事になりますね。しかしそのような証拠書類があるなら何故新聞発表になるずっと前に準備しておかなかったか、と言う事を言いたい訳です。

そして、そのような書類がないのであれば、矢張り不当に安い価格で海外子会社に販売していた、と言う事でしょう。「子会社とは言え不当に安い値段で取引しちゃダメよ」と言う事です。皆さん気を付けましょうね・・・。