先日(6月 30日)漸く本年度版のメキシコに於ける貿易細則(Reglas de Carácter General en Materia de Comercio Exterior)が大蔵省より発表されましたのでお伝えします。

以前はこの細則(RCG と略される)は、Reglas de Miscelánea Fiscal (税制細則と言うのかな?)と同様、3月末までに発表され、4月 1日から発効と言う事でしたよね。

それが数年前から税制細則が 4月末発表 & 5月 1日から発効と言う風に変わったので、これに合わせて、貿易細則のほうも 5月 1日から発効と言う事になっていました。

ところが、今年は大分遅れ(2箇月遅れた訳です)、6月末の発表 & 7月 1日からの発効となりました。

何故これだけ遅れたかと言うと、まぁ、小生も大蔵省にトモダチがいる訳でもなく、想像ですが、矢張り細則の並び替え・整理を行ったからかな、と思っています。要は、夫々の細則をカテゴリーに分け、これらをグループ毎に整然としたものにした、と言う事ですが、以前からある程度のグループ分けのようなものはあったので、今更何をやっているのかな?と疑問に思っています。

例えば、以前から有名な細則 2.6.1 と言うヤツがあり、これは「インヴォイスにどのようなデータが含まれていなければいけないか」を規定していますが、新しい貿易細則では、3.1.5 に衣替えしています。

小生も曲りなりにコンサルタントですから、以前は「細則 2.6.1 によると・・・」と、偉そうに解説していた訳ですが、これを「細則 3.1.5 によると・・・」と言う風に変えなければいけない。こちらの脳みそも若くないので、そう簡単に変えないで欲しいと思うんですがね。

ただ、我々もまだ細かいところまでチェック出来ていないのですが、少なくともざっと見た限りでは、このように細則一つ一つに付いたナンバーが変わっている他は、内容自体にそれほど大きな変更はないようですね。