さてさて。今回は携帯電話に入れている音楽の話をしようと思います(って言っても、興味があってこんなブログ記事を読んでくれる人がどれほどいるんでしょうかね)。

でも、携帯電話に入れた音楽をヘッドホンで歩きながら聴いたりする事はないです。

小生の場合は、Bluetooth で車のオーディオシステムとシンクロするので、ラジオとか CD とかは聴かずに車のオーディオシステムで携帯に入れた音楽を毎日聴いているのです。

だから面白いですよ。駐車場に入れてあった車をピックアップする時に、駐車場のスタッフが運転する小生の車が近づいて来ると音楽が鳴り出したりするので、「あ。そろそろ小生の車が来たな」と判る訳です。

で、今どんな曲、アルバムが入っているかと言うと、下記の通りで、どうやら邦楽が多いですな。

松浦亜弥「Click you link me」(アルバム)

Squakett "A Life Within A Day”(アルバム)

Various Artists 「ラブうた」(アルバム)

土岐麻子「Weekend Shuffle」(アルバム)

森川美穂「ゴールデン☆ベスト」(アルバム)

Ray 「Lull ~ そして僕らは」(曲)

Ray 「I'm Monster ちゃん」(曲)

水樹奈々 「Stand」(曲)

広末涼子 「Maji で Koi する 5秒前」(曲)

Scandal 「Departure」(曲)

水樹奈々「Look Away ~ All Together Version」(曲)

Scandal 「Rainy」(曲)

で、これだけずっと車の中で 1箇月とか 2箇月聴いていると飽きてきます。そろそろこのレパートリーも 2箇月位経つので、入れ替えようと思うのですが、入れ替える前にちょっとこれらの曲やアルバムについて、このブログで語ってみようと思い立ったわけです。

さてさて。こうやって見ると、アルバムが 5枚入っていますが、どれが最も小生のお気に入りか、と言うと、松浦亜弥でしょうね。

元々松浦亜弥といえば、「Love 涙色」の時から好きだったです。この曲は、丁度流行っていた時に家族と里帰りし、スーパーで聴き、とても気に入ったのです(当時は、父がまだ元気で文京区の根津に住んでいたので、赤札堂根津店の中でこの曲が流れていて聴いたのをはっきり覚えています)。で、メキシコに戻る前に、どうしてもこの曲が欲しいと思いたち、CD ショップでシングル CD を買ったのです。

その後、これはミュージカルの中で使われたのでしょうか。「草原の人」と言う曲を聴き、その曲の良さにぶっ飛びました。

で、この "Click you link me” と言うアルバムですが、Wikipedia によると、オリジナルアルバムの範疇に入っておらず、企画アルバムだとか。うーむ。どう言う基準なのでしょう。ベストアルバムとかでなければ、自作カバーでも何でもオリジナルアルバムではないかなって思うのですが。まぁ、Wikipedia と言うものは、信じる人が信じれば良いものなので、あまり気にしないのですが。

特に、「横浜ロンド」と言う曲(新曲として収録されているようなので、それこそ「やっぱりオリジナルアルバムじゃないの?」と思う訳ですが)を聴いて、また、ぶっ飛びました。すごい良い曲ではないか…と。

次に好きな曲はアルバムタイトル曲の "Click you link me” か、「ひとり」のどちらかでしょう。

“Click you Link me” は、「流れぼーしの~」と言うサビに入るところでジーンとしびれてしまいます。

また、「ひとり」の方は、軽快なレゲエ調なリズムで始まるので、ちょっと軽めの曲かなぁ、と思うと、これがまた良い意味で裏切られてしまいます。

ジャズっぽいアレンジで、しかも昔の恋を懐かしむ歌詞と相まって、ほろ苦い、と言うか甘苦いとてもよい曲に仕上がっていますね。

このアルバムの中では、「渡良瀬川」とかが有名なのでしょうかね。どこかで聴いた事があります。でも、上に述べた三曲の方がずっと良いです(小生の個人的な意見なので文句のコメントは受け付けません。あしからず)。

次に良いアルバムは何かと言うと、森川美穂のベストアルバムでしょう。

この人の事は最近知ったのです。どこかの大学で音楽の准教授だとか言う話を読んだので、さぞ歌が上手いのだろうと思って聴いてみたら、確かに上手かった、と言う…。

うん。確かに上手いですね。曲の感じもあると思うのですが、かの有名な岩崎宏美になんとなく似ている。

それと、曲によっては、観月ありさを思い出させてくれます。声のビブラートがない分森川さんの方が素直な歌い方かな?

"Yes! I Will...” なんて良い曲ですね。でも、小生の好みで一番よい曲は "vacant” でしょう。ボサノバ風、ジャズ風ですごい良い曲です。

ただ、この曲を除くと、「まぁまぁ良い曲だな」と言うくらいの曲が殆どであり、「これ、本当にベストアルバムなの?」と考えてしまいます。

まぁ、大体、世の中で「良い曲」として知られている曲と、天邪鬼である小生が「良い曲」と思う曲は随分違う、と言うのは昔からなので、心配もしませんが。

例えば、あの有名な中森明菜の曲の中で、小生が一番気に入っているのは、「わくらば色の風(ラヴ・ソング)」と言う曲です。「エトランゼ」とか言うアルバムに入っていますね。でも、こんなマイナーな曲は彼女のベストアルバムには入っていません。

いい曲だと思うんだけれどなぁ。

でも「わくらば色」ってなんじゃ?普通の日本語ではないような気がしますね。

次に気に入ったのは、土岐麻子「Weekend Shuffle」でしょう。これ、ジャズ、いや、ジャズ・ポップスかな??

ポップなジャズと言うとしっくり来るかも知れません。

このひと、めちゃくちゃ歌が上手い、とは思いませんが、安定した良い歌い方しますね。また、アレンジも非常に良いです。

特に小生が気に入ったのは、あの Earth, Wind & Fire の "September” かな?最初聴いて、「あれ?これ誰がオリジナル歌ったんだっけ?」と思いましたが、直ぐ思い出しました。

次は、Squakett "A Life Within A Day” でしょう。まぁ、プログレッシブ・ロックのアルバムなので、別枠にしても良いのですが。

Squakett って、変な名前のバンドですが、要は、クリス・スクワイアとスティーブ・ハケットの二人のバンドです。クリスさんといえば、イエスのベーシストですし、ハケットさんはジェネシスにいたんでしょう。プログレッシブ・ロックの中では軽い方のサウンドと言えます。特に、ネオプログレとか言うジャンルをよく聞く人にとっては「これ、軽すぎるわぁ」となるのではないでしょうか。

そして最後は、オムニバスの「ラブうた」です。オムニバスなのですごい良い曲ばかり入っていると思っていたら、ちょっと小生の期待していたサウンドと違うなぁ、と言う事で、ペケでした。

この中でまぁまぁ聴いて心地良いのは、Every Little Thing の「恋文」かな?

元々、Every Little Thing は好きなバンドですからね。作曲が上手いです。ポップスの真髄、と言ったら大げさかも知れませんが、ポップスが何たるかを知っている人が作曲しているんだぜ、と言った曲が多いと思います。

えーと、後はバラで入っている曲ですね。広末涼子の「Maji で Koi する 5秒前」。これは、作曲が竹内まりやなので、曲が良くて当たり前。その他コメントなし。

水樹奈々 「Stand」。これは良い曲ですねー。水樹奈々の沢山ある曲の中で一番好きな曲です。

で、この曲も巷ではあまり良い曲だとは思われていないらしいです。

Youtube で、水樹奈々のベスト 70曲とか言う、さわりだけを集めたビデオがあって、夫々の曲はほんの数十秒しか流れないのですが、No. 70 から No. 1 まで入っています。

まぁ、70曲もあれば流石に "Stand” は入っているだろうと思って観て行ったら、30曲目くらいになっても出て来ない。

「まさか、Best 30 とか Best 20 に入っているのか??」などと思いながら更に観て行くとまだ出て来ない。この辺りで冷や汗が額に滲んで来ました。

で、最後の Best 10 です。この辺りに来ると、「ひょっとしてひょっとして、小生の好きな "Stand” は、Best 70 にも入っていない??ま、まさか??」と思い始めました。

で、ビデオが終わり、ため息が出ました。そう。小生の好きな "Stand” はベスト 70 にも出て来ないのです。もう、泣きたくなりました。これほど良い曲はないと思えるからです。

因みに、この "Stand” は小生の携帯の呼び出し音に設定してあるので、今回入っている曲を入れ替えても、この曲だけはそのまま残しておく予定です。

それにしても水樹奈々は歌上手いですねー。ホント。感心してしまいます。

ご幼少の頃から地域の歌謡コンクールとかで優勝してたってどこかで読んだ事があります。

で、演歌歌手になりかかったけれど、売れなくて、アニソンをやるようになってすごい流行ったとか。

ちょっと、息を口で吸う音が今風で耳障りの時がありますが。昔は、歌を歌う時は、鼻で息を吸うんだ、とか教えていたのではなかったでしょうか。

それが、誰かは知りませんが、個性ある歌手が 90年代位から出て来て、その影響でしょうか。息を吸う音がはっきり聞こえる歌い方で歌う歌手が随分出て来たように思えます。

あの海上自衛隊東京音楽隊の三宅由佳莉と言う、音楽をきちんと習った人(忘れましたが、どこかの芸大を出ているんですよね)でも、はっきりと口で息を吸い込む音が聞こえ、耳障りです。まぁ、彼女の場合、可愛いので許してあげる事が可能ですが。

それとも、そのような口で息を吸う音を耳障りと思わない人が増えているんでしょうかね。

ごく個性的な歌い方をする人がやるのであれば、それはそれで「個性の一部」と認めてあげれば、別に文句はないのですが、かなり色々な歌手(しかも、一般的に歌が上手いと言われている人)がそのような歌い方をしていると、「どうも違うんじゃないかな?」などと思ってしまいます。

ところで、呼び出し音に話を戻すと、数カ月前に呼び出し音を替えたのですが、その前は何だったかというと、RPWL と言う、ドイツのプログレッシブ・ロックグループの "Silenced” と言う曲でした。これもかなり良い曲で、特にカッコいいギターのフレーズで始まるので、呼び出し音には適切でしょう。

話を戻して・・・と。

Scandal の "Departure”。ふむ。なかなか良い曲です。もう女子高生ロックバンドではなくなっちゃいました。可愛さが半減?でも、カッコ良い元気いっぱいの女子ロックバンドっぽさは変わっちゃいないぜ、と言う感じでしょう。

でも、彼女ら、最初の頃から比べると相当上手くなっています。ギターの子がカッコ良い(ビデオを見ると、ギターの弾き方が良い)ね。

ドラムもそれなりにぼこぼこ鳴らしているし、ベースもはっきり聞き取れるメロディー感のあるベースラインをなぞっているし。

但し、難を言えば、リードギターのかっこいい女の子がもうちょっとソロらしいソロを弾いて欲しいと思います。

とまぁ、こんな感じです。さて、これらのアルバムや曲を削除して、今度はどんなアルバムを入れようか。

え?Ray の曲が 2曲入っているのにコメントがない??

えーと。困りましたね。Ray は、ファーストアルバム「Rayve」に収録されている「向日葵」と言う曲が良すぎたのです。この人は、北海道出身のアニソン中心の歌手らしい…。ちょっと高音に寄ったかなり個性的な声ですな。竹達彩奈なんかに比べても歌が結構うまいと思います。それだけ。

この 2箇月程、これら J-Pop を聴いていたので、入れ替えるのは洋楽でジャズかロックでしょうか。ロックであれば、Ambrosia とか久し振りに聴きたいと思います。或いは、プログレッシブ・ロックで IQ、或いは Magenta と言うバンドなどは良いかも知れません。

ジャズの場合はちょっと考え込んでしまいます。車の中で聴きたいなぁ、と言うアーティストがあまりいないのです。Tommy Flanagan くらいかな…。